普段何気なく歩いている家の中ですが、高齢者の転倒事故は外よりも家の中で起こるケースが圧倒的に多く発生しています。歩行機能の低下やすり足になることが原因のひとつですが、勝手知ったる場所ということもあり注意力が散漫になりやすく事故に繋がりやすいのかもしれません。
高齢者の転倒事故はそのまま寝たきり生活に繋がることも少なくなくなるべく未然に防ぎたいものです。
昔ながらの日本家屋には段差が多く移動のたびに危険がつきまといます。少しでも安心して生活できるよう危険な箇所は取り除いていきましょう。
敷居の段差にはすりつけ板を設置します。
たったこれだけでも歩きやすくなりますし、もちろん車椅子の方でも楽に段差を乗り越えられるようになります。ホームセンターなどで手軽に購入でき取り付けも簡単です。
玄関の段差には式台を用意します。
上がり框の昇降にふらつきがある場合には手すりを取り付け安全性を高めましょう。
また、玄関に椅子を据え付けておくと靴を履くときにも安定しますし、座位での移譲はふらつきがある方にも転倒の不安が少なくなり安心です。
いつまでも元気で自立した生活が送れるよう、日頃から転倒予防の対策を考えておきましょう。
介護保険の給付対象になる場合もありますのでご質問等ございましたらいつでもお気軽にお電話下さい。
松本
コメントを残す