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『ヒートショックについて』の大村市在宅ケアセミナーに参加してきました。

 『ヒートショックについて』の大村市在宅ケアセミナーに参加してきました。

平成 29年9月 21 日(木)
大村医療センターの地域医療研修センターにて

ヒートショックで特に気を付けないといけない方は?

ヒートショックは健康な人でもなる可能性があるみたいですが、特になりやすい方は動脈硬化や脳梗塞の方はなりやすい。
また、肥満・メタボリックシンドローム・高血圧・糖尿病などの持病を持った方と、不整脈の方は温度変化で血圧だけでなくて脈も上がったり下がったりするので入浴の際の時間や温度には細心の注意を払わないといけない。

入浴習慣で気を付けることは?

普段の生活では一人で入浴をされている方は多いと思いますが、深夜一人で入浴中にヒートショックが起こると発見がなかなか遅れてしまってしまうので習慣を変えてあげることが必要。食後については降圧剤等を飲むと血圧が下がり、その状態でお風呂に入るとかなり下がっていくので逆に低血圧になったりします。また熱いお風呂に首まで浸かって入る方には一声かけて40度や39度にしてあげるだけで防げるかもしれません。

BLSって何?

Basic Life Support(一次救命処置)
突然倒れたり、浴室内で窒息を起こした人に対して、発見した人が、救急隊や医師に引継ぐ応急手当のこと。

ヒートショックを起こした入浴者を発見した際にやっておくことは?

1.浴槽の栓を抜く。
2.一人ですぐ始めるのでなく助けをとりあえず呼んで人を集める。
3.入浴者を浴槽から出す。(心肺蘇生際は浴槽の中では無理なのでなるべく出してやる)
4.救急隊や医師に引継ぐまで人工呼吸をひたすら続けること。

ヒートショックを起こさないための予防とは?

入浴前の脱衣所とか浴室を暖めるということ
事前に脱衣所や廊下等も寒くないか確認しておくこと。
湯温が41度以下お湯に10分までつかる。(※お湯から上がる際は慌てずにゆっくり行動していただく)

入浴習慣を改善する方法は?

お風呂に入った後、寝る前にお酒を飲んでいただくこと。
食後はすぐには入浴せずテレビを見たりとかゆっくりお茶をしたりとかの時間を作ること。
同居者がいる方は一声かけてから入浴すること。(同居者が発見してもらえたおかげで助かった方はたくさんいます。)

セミナーの感想

大切な家族が事故に合わないためにも、自分の父や母にもヒートショックについて学んだことを説明しておこうと思いました。
また、ヒートショックに関する死亡が全国で1万人以上が死亡されていることからみても日本の建物は場所によって温度差があり大変寒く危険なんだと再認識しました。しかし、普通の方は冬になると浴室や脱衣室なども寒いのが当たり前だと認識されているはずです。その間違った認識を改善できるように、ご高齢の方々には特に室内温度のバリアフリーになるようなリフォームのご提案をしていき、建築を通してヒートショック等での在宅死亡件数を減少できるお手伝いをしていきたいと思いました。
みなさんも今年の冬にご実家へ帰られた際は、一度ヒートショックの事や家の状況を確認されてみてはいかがでしょうか。

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