2階寝室のエアコンの効きが悪いことについてのご相談
2階の寝室が暑い!寝るときも暑い!エアコン入れても暑い!なぜ?とE様よりご連絡がありました。
昔はあまり暑いとは感じなかったが、特に最近は暑くて寝苦しいのでどうにかしてもらえませんか?
建物現状調査
さっそく、お宅へ訪問。
夕方4時・・・・・
う~ん!暑い!
傾斜面に建つ建物なので西日が最後まで当たる場所にお住まい。
2階から1階までの外壁に日差しが反射して眩しい。
しかも去年、外壁の塗装されておりピカピカ!
奇麗ですね~と思いつつ・・・・・・
さっそく
2階のお部屋へお邪魔しました。
ドア開けた瞬間!
「もあ~~~」とした暑い空気が・・・・・
暑い・・・・・
と!いうことで!
現状は把握したのでエアコンをいれて調査させていただきました。
事前にE様に確認申請時の図面の準備と点検口のある場所の荷物を出していただいていたので作業がスムーズにできました。
天井点検口とは45cm角の蓋が天袋やクローゼットの天井に作ってあり雨漏りの侵入がないか、白蟻の被害がないかチェックする場所の事。自分で確認する場合は天井点検口枠が着いているとドライバーでロックを外して開ける必要がある事もあります。
いざ!屋根裏へ
屋内用の梯子で天袋を開ける天井点検口を開けると・・・・・
ん?蓋軽いな?
点検口の上には断熱材敷かれてないみたいだな・・・・
「もっと!もあ~~」な感じの暑い空気。
いざ!屋裏へ侵入。
ん!?
調査終了・・・・・・・・・・
断熱材のチェックポイント
1そもそも断熱材が敷きこまれていないか
2断熱材を隙間ある状態でペラペラに敷きこまれているか
3何かの作業をする際に断熱材がめくられたままになっているか
4表裏が逆にしかれていないか
厚さ10cmくらいの断熱材が隙間なくびっしり敷きこまれた状態がいいのですが複雑な屋根の作りの場合は出来ないお宅もあるのでご注意。
結果
そもそも断熱材が敷きこまれていない状態でした。
築年数は35年くらいで地元の大工さんに建ててもらった建物でした。(地元の大工さんが悪いわけではありませので・・・断熱の意識があまりなかったのかもしれません)
断熱リフォーム
天井にマットエース厚さ10cmのシートを敷きこむことをご提案。
また、内壁のコンセントやスイッチのカバーを外して見たらやはり断熱材が入っていない様でした。内壁も外して断熱材も敷きこむ事を提案しましたが家具やベット等が8帖に所狭しと配置されているのでE様は今回は断念されました。
Eさまより冬も寝室が寒いと感じていたことを思い出され、再度、秋ごろに壁と天井のクロスを張り替えと同時にやってもらいたいとご要望されたました。
概算見積
マットエース100mmを3本を敷き込む工事 約40,000円
後日、朝7時くらいから訪問させていただき大工さん2人で3本分の断熱材を敷きこんでいただきました。また、寝室は多めに敷き込みさせていただきました。
翌日にはE様より寝室が前より快適になったと喜ばれておりました。
お宅のお家は大丈夫ですか?40年前後のお宅に断熱材が入ってないかもしれませんので屋根裏を覗いて見てはいかがですか?