新築するかリフォームするか検討するために地盤調査をやってきました。
大型リフォームか新築
M様より今度、息子夫婦が同居予定なので現在の建物を利用して大型リフォームをしようか、完全に更地にして新築に建て替えをしようか検討したいので見に来てもらいたいとご連絡がありました。
また、奥様より敷地南側崖の地盤が弱いかもしれないことと建物周辺の土の水はけが悪いので全体的に地盤が弱いのではないかと心配されておりました。
まずは!
ご心配の部分の地盤調査をすることにしました。
本来は新築工事が契約した際に地盤保証合わせて調査するのですが、大型リフォームの検討もあったので先にさせていただくことにしました。
スゥエーデン式サウンディング試験
今回は新築に木造住宅を検討されていることもあり地盤調査の方法はスゥエーデン式サウンディング試験(自動貫入式)を実施しました。
こちらの試験で何を調べるかといいますと・・・・・
槍みたいな鉄の棒を耕運機みたいなキャタピーラーの装着された機械に差し込み荷重をかけながら地盤に25cmまで入り込んだ回転数を測定するのです。
本来、測定箇所は既存の建物が無い状態の更地で調査しますが、既存建物周辺を軟弱と思われる個所を3か所その他を3か所の合計6か所を調査しました。
調査
では調査開始!
1か所目調査深度6.93m水位確認されず・・・・
2か所目調査深度10.00m水位確認されず・・・・・
・・・・・・その他は省略。
6か所目調査深度7.22m水位確認されず・・・・・
やはり、南側の敷地は粘性土の土で構成されているようでした。
全体的に見ても粘性土が堆積しているようでした。
調査結果
後日、地盤調査報告書を提出させていただきました。
調査結果は「調査データより、表層は粘性土で構成されております。全測点をみましても、南側の3測点で表層からGL2.75m付近にかけて自沈を含む粘性土が堆積しており、注意が必要な地形であると推測いたします。」
M様が大変ご心配されていた部分が少し軟弱の部分があるとご説明しました。
今後新築する際は、柱状改良か表層改良工事を検討いただくことをお話してご検討いただくことになりました。
柱状改良か表層改良
柱状改良は軟弱地盤の層が地盤面から2メートルから8メートル以内の場合にコンクリートの柱を入れ込む工法なんです。費用はだいたい200万くらい。
表層改良とは軟弱地盤の層が地盤盤面から2メートル以内の場合に土を入れ替える工法なんです。費用もだいたい100万くらい